リヒムイコーヒー

アロハー!

 

今日は久々のコーヒーネタです!

 

ハワイアンコーヒー研究所・実験室へようこそ~。

 

本日はいつにもましてコーヒーマッドサイエンティストっぷりを発揮しております笑

 

早速本日のテーマをご紹介。

 

今回の検証内容はこちら!

 

「トルココーヒーにリヒムイパウダーを入れたら真のハワイアンコーヒーになる?」

 

いきなりカオスですね笑

 

実験に入る前にそれぞれの単語の說明をします。

 

トルココーヒー

トルココーヒーとはその名の通りトルコで飲まれるコーヒー。

この場合特定の豆を指しているのではなく、コーヒーの淹れ方と飲み方を合わせてトルココーヒーと呼びます。

 

淹れ方

トルココーヒーは「イブリック」と呼ばれる専用の小さな銅鍋を使って、エスプレッソ並に細く挽いた豆と一緒に水を沸騰させてコーヒーを抽出します。

この際トルコの伝統的な淹れ方だと火の代わりに熱い砂の上でこれを行うのですが、焜炉で行ってもOKです。

こちらが私が某密林から購入したイブリック。カッコいいですね~。インテリアとしても抜群です。

 

 

豆と水を一緒に沸騰させるやり方は世界的に珍しい物ではありませんが、トルココーヒーが他と違う点は、スパイスも一緒に煮立てる事です。

水が沸騰し、コーヒーをサーブする時にコーヒー豆やスパイスは濾さずにそのままカップに注ぎます。

そして豆とスパイスが下に沈殿するのを待ってから上澄みだけをゆっくり飲みます。

ちなみに好みによってですが、砂糖も一緒に煮立てることも多いそうです。

個人的には普段コーヒーはブラック派ですが、トルココーヒーと砂糖の相性は抜群です。

 

私は本場トルコのコーヒーは飲んだ事がないのですが、ボストンに住んでいた際に、近所にあったエジプトカフェでエジプトコーヒーを飲んだ事があるのですが、エジプトコーヒーもトルココーヒーと同じスタイルでした。その時とても美味しかったのを覚えていたので、ふとトルココーヒーを試してみたいと思いネットで探してみたらイブリックが思いの外安かったので購入した次第です。

 

トルココーヒーのスパイス

イブリックを購入した際、「良く一緒に購入されています」にスパイスが出てきたので、ついでに買いました。それがこちら。

どうやらシナモン、カルダモン、ナツメグ、アニスなどの香辛料のミックスの様ですね。

そしてスパイスに詳しい方ならお気づきですが、これにクミン、コリアンダー、ターメリックを加えれば美味しいカレーが作れます笑

 

詳しく調べていないので明言できませんが、トルココーヒーで使うスパイスは各家庭自由なあれだと思います。

少なくともこのスパイスが入っていないとトルココーヒーじゃなーいという記載は見当たりませんでした。

 

なので自由にアレンジしたいと思います。

 

リヒムイ

つ���にこれに紹介する時が来ました。

これを食べれないと真のハワイ好きは名乗れないと言っても過言ではない、リヒムイ。

 

リヒムイ (Li Hing Mui)とは中華系の移民によってハワイに伝わった食べ物で、魔法の赤い粉状にして利用します。

 

今の書き方だと怪しい粉に聞こえますね笑

 

ウィキによると、リヒムイは漢字で書くと「旅行梅」。これは塩漬けして乾燥させた梅で、おそらく旅行の際に重宝するから旅行梅なんですかね。

 

リヒムイは塩の他にも軽く砂糖も加わっているので、塩味、酸味、甘みを同時に味わう事ができます。ハワイの人はこのリヒムイが大好きで、スーパーにいけば必ずリヒムイがお菓子コーナーに並んでいます。

 

リヒムイパウダー

 

ハワイの人はリヒムイが本当に好きで、リヒムイをパウダーにして、何にでもまぶします。

ドライフルーツにまぶすのは定番ですし、特にドライマンゴーは定番ですね。

 

ちなみにグミにまぶすのも人気で、普通にお店で売っています。

私の通っていた高校では先生が市販のお菓子にリヒムイパウダーをまぶした物を休み時間中に個人で売っていました。

今思えばあれは恐らく完全に校則違反でしょう笑

 

他にもメジャーな物だと、日本でも人気のカクテル、マルガリータもハワイの人の手にかかると、グラスの縁に塩の代わりにリヒムイを使ったリヒムイマルガリータとなります。

 

冗談抜きでハワイで生まれ育った人でリヒムイが嫌いという人に今まで出会った事がないです笑

 

トルココーヒー+リヒムイパウダー

長々と說明しましたが、ここまで読めば今回の実験内容がもうお分かりでしょう笑

 

トルココーヒーにリヒムイパウダーを入れてみます。

 

私の場合、普通にコーヒーを淹れる際の一杯分に対して、大さじ1/2ほどの分量のスパイスを使用します。

 

今回は二杯分淹れてみますので、通常なら大さじ1のスパイスを入れますが、リヒムイも混ぜることも考慮して1/2、1/2で混ぜて見ました。

 

出来ました

作っている最中の画はただ焜炉で混ぜているだけなので割愛。

 

では注いで見ましょう!ご覧あれ、赤いコーヒーを!

このイブリックのデザインと相まって赤いコーヒー、かなりインパクトがありますね。

ドライアイスの煙とかあったら更に雰囲気がましてましたね笑

 

ちなみに撮影のために大き目のグラスに注ぎましたが本来はエスプレッソサイズで飲む物ですね。

 

下にスパイスが沈殿しているのが見えると思います。



これはうまくスパイスとコーヒーの量が半々になりましたね。注ぐ際に気をつけないとスパイス7、コーヒー3の割合になる事は結構あります。

 

そして肝心の味なのですが、

 

凄いです笑

 

コーヒーの苦味に、スパイスの香りが加わっているので、普通のトルココーヒーでもすでに豊かな味なのですが、そこにリヒムイの酸味と塩味と甘みが加わっているので、基本的な味を全て含んでいます。

もうなんならこれに出汁を加えて旨味も足したくなりますが、今日の冒険はこれで十分でしょう。

 

リヒムイが好きな方なら普通に美味しく飲めると思うので、今回の実験は成功と言って良いでしょう!

 

ではまた次回のコーヒー実験室でお会いしましょう!

マハロー!

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