アロハー!
アロハシャツ用語2021年夏版!:パート4
9月は夏じゃないと言われそうですが。。。
本日はアロハシャツに限らずハワイアンアパレルでは定番の素材、レーヨンについて!
では早速スタート!
そもそもレーヨンとは
レーヨンは天然素材と思われがちですが、実は化学繊維の一種。
木材パルプの中に含まれる繊維素を薬品で一度溶かし、それを繊維状に再生した物がレーヨンです。シルクを人工的に作ろうとした過程で生まれた繊維なので、サラッとした肌触りと独特の光沢感が売りです。
レーヨンは一般的に水に弱いと言われており、洗濯すると縮むことがあるのでレーヨンにあまり良いイメージを持っていない方も少なくないと思います。
が!
レーヨンと一言でいえど、実は様々な種類があります。
冒頭でも書きましたが、レーヨンは木材パルプを元に作られた物全般を指す単語なので、何のパルプをベースにしているかでレーヨンの質も変わってきます。
先日の記事で紹介したTaravanaで採用されているビスコースもレーヨンですね。
今日はいくつかアロハアウトレットで取り扱っているレーヨン商品のレーヨンを紹介したいと思います。
モダール
モダールはブナの木からとれる繊維のみを使用して作られるレーヨン素材。
モダールは通常のレーヨンよりも水に強いので洗濯する際に縮む心配がありません。
加えて、モダールにありがちなのが、モダールに何かを加えている混合素材。
例えば、アロハシャツではないですが、こちら。
Vermilli Hawaii ジャニカマキシドレス [ソフトパームス]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=35430&CatId=0
ロコガール、ニコル・ヴァーミリオンが2015年に立ち上げたブランド、Vermilli Hawaiiではモダールにスパンデックスを配合した混合素材を採用しています。
商品によって配合は様々で、こちらの大ヒットドレス、ジャニカマキシドレスだとモダール94%、スパンデックス6%です。
他にも例えばこちらのトップスの場合、
Vermilli Hawaii ミミトップ [ココ カバナ]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=43341&CatId=0
こちらはモダール92%、スパンデックス8%です。
レディース服なので個人的に着用したことはありませんが(笑)、オフィスでサンプルを触った際は感動するくらい優しい触り心地で、実際に着用したことがあるスタッフのレビューによると着心地最高との事です。
モダールでアロハシャツといえばこちら。
Bamboo Cay
1998年誕生のバンブーケイは質の高い、こだわりの刺繍が売りのブランドで、こちではモダール70%、ポリエステル30%の混合素材を採用しています。
個人的に所有しているのが前回のボタン特集の時にボタンだけ登場したこちら。
Bamboo Cay メンズアロハシャツ [パラダイスチューンズ/ブラック/モダール/ポリエステル]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=28776&CatId=0
何回も着用して洗っていますが、シワになる事もなく、今でも買った時と同じくらいのコンディションを保っています。
個人的に色々なアロハシャツを所有していますが、このモダール・ポリのアロハシャツは他のどれとも違う触り心地です。
アロハシャツ好きは是非一度お試しあれ!
お次はこちらのレーヨン
ポリノジック
ポリノジックもレーヨンと同じ木材パルプから作られた再生繊維ですが、繊維状にする方法が一般的なレーヨンと違います。
具体的にどう違うかはあまりにも専門店な話になってしまうので割愛しますが、この手法により一般的なレーヨンとは違う特長がいくつかあります。
まずは一つに、あまり伸び縮みしない。
寸法安定性に優れているため、まさに洋服にはピッタリですね。
次の特長が強度。
一般的なレーヨンはあまり強度がありませんが、ポリノジックは一般的なコットン並の強度があります。
繊維自体が強いので、一般的なレーヨンよりも細い糸を作る事が出来るます。
この事により、一般的なレーヨンよりも繊細な生地を作る事が出来ます。
最後の特長が光沢感と汚れ落ち。
シルクの様な光沢感が綺麗で、表面がなめらかなので、油汚れも綺麗に落ちます。
個人的に所有しているポリノジック・アロハシャツはこちら。
Kahala メンズ アロハシャツ [アパナ/ミッドナイト]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=40678&CatId=0
前回のボタン用語の時にもちらっと登場したこちら。
このシャツではポリノジック80%にポリエステル20%ですが、このポリエステルの部分がジャガードと呼ばれる、デザインを印刷するのではなく、生地に織り込む手法。
これによりシャツ全体の強度がさらに増すので着ていてとても安心感があります。
何回も洗っていますが縮む様子もなく、綺麗なフォルムを保っています。
これに似た手法なのがKahalaの新作であるこちら。
Kahala メンズ アロハシャツ [フイ ホエワア/ホワイト/ポリノジックポリエステル]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=44201&CatId=0
「皆で一緒にパドリング」を意味するこちらのシャツでは、ポリノジックレーヨンのベース生地にポリエステルを合わせるクロスハッチ手法が使われており、柔らかさを維持しながらシワ耐性もあります。
老舗アロハウェアブランドであるKahalaですが、常に生地が進化しているイメージがあり楽しいですね!
スパン・クラッシュド・レーヨン
本日紹介する最後のレーヨン生地はジャムズワールドで採用されているスパン・クラッシュド・レーヨン。
実はこの単語には二つの要素が含まれています。
まずはスパンレーヨン。Spunとは「紡いだ」を意味し、レーヨンの短い繊維、綿と羊毛の中間位の物を使用します。
クラッシュド (crushed)とは「潰された」を意味し、聞いた話によるとジャムズワールドで使用しているスパン・クラッシュド・レーヨンは日本のどこか山奥でおじいちゃんが手作業でドラム缶の中でシワ加工を行っているとか。
このシワ加工により生地と肌が触れる面積が減るので着心地が最高になります。
ジャムズで最新の物がこちら。
Jams World メンズアロハシャツ [マノア]
https://www.alohaoutlet.com/jp/ja-jp/itemdetail.aspx?iid=44202&CatId=0
閑静な住宅街として有名なManoa地区の名を冠すこちらのシャツ、一般的なアロハシャツのデザインタッチとは違う、アート感あふれるブラシの表現が良いですね!
ジャムズのアロハシャツは本当に着心地が良いので、是非一度はお試しあれ!
レーヨン特集いかがでしたか?
今日紹介した以外にもアロハアウトレットで取り扱いがないだけでまだまだレーヨンの種類はあります。
近年エコ観点で注目を集めているのは竹を使用したバンブーレーヨン。
バンブーレーヨンを使用したパレオの人気が高まっている様なのでいつかアロハアウトレットでも取り扱い出来るようになれば!
その際は改めてご報告します!
ではまた次回のアロハシャツ用語特集でお会いしましょう!
マハロー!