アロハー!
みなさん、ハワイアンアートはお好きですか?
今日はもっと知ってもらいたいハワイアンアートのアーティストをご紹介します。
本日の記事は1月末にアーティストのアトリエにお邪魔した際に伺ったお話を元にしています。
では参りましょう!
本日ご紹介するのはDavid Friedman (デイビッド・フリードマン)さんです。

デイビッド・フリードマンはイリノイ州シカゴ出身、現在カイルア在住のアーティストです。
デイビッドいわく、ハワイは様々なパターンや色で溢れている、アーティストにとって最高の場所だとの事。
そう、デイビッドのアートを語る上で大事なのがこのパターンと色。
幼少期から絵が好きだったデイビッドはまずパターンを描く事に興味を持ちます。
特にトリックアートでよく見られる無限のループなどのパターンに興味を引かれたそうです。
そして次第にそういったパターンに色をつける事始めます。そこから生まれたのがデイビッド・フリードマン初期の作品です。

これを見ると確かにパターン溢れるハワイは彼にとって最高の場所ですね!
ハワイに住んでいるとそれが普通で気にしなくなりますが、様々な異文化が混ざり合ったアメリカの中でもハワイは最も多様性溢れる場所の一つなので、パターン好きにはたまらないですね。
次にお話したいのがデイビッドの色へのアプローチ。
彼の現在の作品を見るとまず先に目を奪われるのは「カラフルと一言で片付けられない圧倒的な色使い」です。
もちろんアーティストにとって色使いが良いのは当たり前ですが、デイビッドの凄い所はそれが自然に見えると言う事です。
例えばこのコオラウ山脈の絵。本物のコオラウ山脈はもちろんこの様に色鮮やかではありません。しかしデイビッドが描くと何故か色鮮やかであるにも関わらずそれが自然に見えます。

そこに彼の色使いの秘密があります。
これは写真が好きな方なら見たことがある、色の関係性を表す六角形です。

デイビッドいわく、駆け出しのアーティストがやってしまいがちな間違いが、この関係性を考慮せず色を混ぜてしまい黒ずんだ色になってしまう事。
この六角形の隣り合った色を合わせれば鮮やかな色になるが、そうでない色を合わせると黒ずんでしまうとの事。
それを聞いてから改めて彼の作品を見ると「確かに〜!」と一瞬で納得してしまいます。
こんなに色で溢れているのにそれが全く邪魔せず、自然に作品の一部となっているのは、こういった色彩学に基づいたアプローチをとっているからなのですね。
個人的に最も印象に残った作品、と言うか見た瞬間「ぐはぁ〜!」となったのはこちらの作品。
